今日も来ない、きみを待ってる。
次の日に電話がかかってきて謝られて、私は笑って許した。
"仕方ないですよ、仕事で疲れてるんですよね!"
そう思いたかった。
思いこまないと、心が締め付けられて苦しかったから。
その次の月曜は、会う約束をしなかった。
火曜日はいつも通りカフェに寄ってから帰宅した。
そして木曜日。
私は彼の仕事が終わるのを、カフェの駐車場で待っていた。
彼は10分ほど遅れて駐車場にやって来た。
彼に会える日は幸せな気持ちになれるはずだった。
なのに彼が笑顔でやって来たのをみて、何故か喜べなかった。
10分だけなのに、とても長い間待っていたように感じていた。
しばらく月日が流れてから私は、彼を待つのが怖くなっていることに気がついた。
私は彼が好きなはずだった。
あんなにも彼のそばにいたいと願っていたのに。
朝起きてからも、授業中も、友達と話しているときも、夜眠りにつくまで彼一色だった。
起きたら彼からのメッセージを確認して、夜寝るときは返事が来たらすぐわかるように携帯を握り締めて眠りにつく。
彼からの連絡がくれば喜び、こなければ尋常ではないほど落ち込んだ。
彼の言動、行動ひとつに一喜一憂する。
私はこの人に恋をしているんだと自覚したのは初めてだった。
でも今は彼が好きだと自信をもって言えるかと聞かれたら、私はすぐに頷けないと思う。
彼を待つのが幸せだと思っていたあの頃の自分と、今の自分は違う。
彼を待つ時間が永遠に続くように感じて、私は怖くなる。
今日もどうせ来ないんじゃないか。
彼を待っているとそう考えるようになった。
もう、彼を待てない。
それが私の出した結論だった。
"仕方ないですよ、仕事で疲れてるんですよね!"
そう思いたかった。
思いこまないと、心が締め付けられて苦しかったから。
その次の月曜は、会う約束をしなかった。
火曜日はいつも通りカフェに寄ってから帰宅した。
そして木曜日。
私は彼の仕事が終わるのを、カフェの駐車場で待っていた。
彼は10分ほど遅れて駐車場にやって来た。
彼に会える日は幸せな気持ちになれるはずだった。
なのに彼が笑顔でやって来たのをみて、何故か喜べなかった。
10分だけなのに、とても長い間待っていたように感じていた。
しばらく月日が流れてから私は、彼を待つのが怖くなっていることに気がついた。
私は彼が好きなはずだった。
あんなにも彼のそばにいたいと願っていたのに。
朝起きてからも、授業中も、友達と話しているときも、夜眠りにつくまで彼一色だった。
起きたら彼からのメッセージを確認して、夜寝るときは返事が来たらすぐわかるように携帯を握り締めて眠りにつく。
彼からの連絡がくれば喜び、こなければ尋常ではないほど落ち込んだ。
彼の言動、行動ひとつに一喜一憂する。
私はこの人に恋をしているんだと自覚したのは初めてだった。
でも今は彼が好きだと自信をもって言えるかと聞かれたら、私はすぐに頷けないと思う。
彼を待つのが幸せだと思っていたあの頃の自分と、今の自分は違う。
彼を待つ時間が永遠に続くように感じて、私は怖くなる。
今日もどうせ来ないんじゃないか。
彼を待っているとそう考えるようになった。
もう、彼を待てない。
それが私の出した結論だった。