今日も来ない、きみを待ってる。
『正直言うと、ぶつかったときはるいちゃんだってわからなかったんだよね。ほら、この前は制服だったでしょ』
ああ、そういうことか。
確かに今日は私服だし、髪も後ろにまとめてポニーテールにしている。
しかもこの前と違って少しお洒落をしてきたから、会うのは2回目だし無理もないなと思った。
『ごめんなさい…泣いたりして。恥ずかしいですよね』
すれ違う人たちは、泣いている私をちらちらと見ている。
これじゃあまるで、周りからは麻倉さんが泣かしたように見えてしまう。
止めようとしているのに、涙は止まる気配をみせない。
『ううん、むしろ嬉しいよ』
『え…?』
意外な言葉に驚き、私は麻倉さんの顔を見る。
『だって俺に会えて泣くほど嬉しかったってことだよね』
麻倉さんはそう言ってにこっと笑う。
『え!?』
私は顔から火が出るほど真っ赤になるのがわかった。
私の気持ちを見透かされたような気がして恥ずかしい。
『あれ、違った?』
『そ、それは…!』
『俺は嬉しかったんだけど』
『…!?』
麻倉さんが私と同じ気持ちだったなんて。
特別可愛いわけでもなく、美人なわけでもない。
お洒落でもなく、化粧っ気もない。
でもそんな私を麻倉さんは覚えていてくれて、いま再び再会して笑いかけてくれている。
それだけで私はたまらなく嬉しくて、今までにないようなときめきを感じた。
麻倉さんに惹かれている。
そう自覚した瞬間だった。
『また今度、カフェに行ってもいいですか』
これで終わりにしたくない。
そう感じた私が咄嗟に口にした言葉だった。
そう言うと、麻倉さんは嫌な顔せずに笑顔で頷いた。
いつの間にか涙は止まっていた。
そして現在に至るのだ。
ああ、そういうことか。
確かに今日は私服だし、髪も後ろにまとめてポニーテールにしている。
しかもこの前と違って少しお洒落をしてきたから、会うのは2回目だし無理もないなと思った。
『ごめんなさい…泣いたりして。恥ずかしいですよね』
すれ違う人たちは、泣いている私をちらちらと見ている。
これじゃあまるで、周りからは麻倉さんが泣かしたように見えてしまう。
止めようとしているのに、涙は止まる気配をみせない。
『ううん、むしろ嬉しいよ』
『え…?』
意外な言葉に驚き、私は麻倉さんの顔を見る。
『だって俺に会えて泣くほど嬉しかったってことだよね』
麻倉さんはそう言ってにこっと笑う。
『え!?』
私は顔から火が出るほど真っ赤になるのがわかった。
私の気持ちを見透かされたような気がして恥ずかしい。
『あれ、違った?』
『そ、それは…!』
『俺は嬉しかったんだけど』
『…!?』
麻倉さんが私と同じ気持ちだったなんて。
特別可愛いわけでもなく、美人なわけでもない。
お洒落でもなく、化粧っ気もない。
でもそんな私を麻倉さんは覚えていてくれて、いま再び再会して笑いかけてくれている。
それだけで私はたまらなく嬉しくて、今までにないようなときめきを感じた。
麻倉さんに惹かれている。
そう自覚した瞬間だった。
『また今度、カフェに行ってもいいですか』
これで終わりにしたくない。
そう感じた私が咄嗟に口にした言葉だった。
そう言うと、麻倉さんは嫌な顔せずに笑顔で頷いた。
いつの間にか涙は止まっていた。
そして現在に至るのだ。