【短】ソルト男子にはシュガーを。



“…そっか、頑張ったね”


千明ちゃんは全部聞くとただそう言ってくれた。


ただそれだけ。



それだけだけど、私に元気をくれる。



「千明ちゃん、話聞いてくれてありがと」

「ううん。私には何もできないから」



千明ちゃんはそう言って微笑んだけど、
私の気持ちが楽になったのは千明ちゃんがいたからなんだ。



少し前向きになれた私は千明ちゃんが去った後、1人散歩することにした。



< 18 / 25 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop