オトナの恋は強引です!
「サクラ、シャワー浴びて。髪は洗うなよ。俺も待てないから。
香水も付けるな。嫌いだ。俺は必用なモノ取ってくる。」
とドラゴンは急に立ち上がり、振り返る
「鍵貸して。」と言いながら、
「それともここにゴムあんの?」と顔をしかめて私を見る。
私が首を横にブンブン振ると、
「そんな気がしてた。」とため息を吐いて、鍵を持ってドアを開けて出て行った。


本当に本当?
4年間何にもなかったのに?
私は慌てて、
食器をシンクにつけ、
勝負下着とバスタオルを持って、
バスルームに飛び込んだ。

言っちゃった。
抱いて欲しいって。

でも、いいんだ。
これで。

好きになって欲しいって思わないから、
普通にオンナとして見て欲しい。
コムギの友達じゃなく。
10歳年下の妹みたいなもんじゃなく。


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