オトナの恋は強引です!
混んだ電車に乗ると、
「おはよう。」と明るい声がかかる。
親友で、同じ総合病院の小児科病棟に勤めるナースの芦沢 麦
(あしざわ むぎ。新婚さん。現在夫の小児科医は単身赴任中。)
と会う。コムギ(麦のことだ。)も本日、日勤だったな。と思い出す。
コムギは江ノ電沿線、稲村ヶ崎の駅近に住んでいる。
「おはよう。」と少し視線を下げる。
コムギは152センチ。
ベージュのスプリングコートと中は花柄のワンピースかな?
こげ茶の柔らかそうなゆるく巻いた髪。
目が大きく鼻と口が小さくて、
可愛い、愛らしい女の子って感じ。
私は165センチ身長があって、紺色のコートに濃いグレーのパンツスーツ。
短い茶色に染めた髪。ちいさな金色のピアス。
目は大きいけど、上がり気味で唇も薄く、大きい。
ボーイッシュな外見なので
生意気そうに、気が強そうに見える。らしい。
この、らしい。は曲者で、
しっかりしている。らしいと、思われているので、
いろんな雑用を押し付けられたり、ひとに相談を受けたりしてしまう。
頑張って、普通の顔で雑用も仕事もこなすけど、
恋の悩みや相談にはあんまり乗れない。
「自分で決めなさい。」
ってつい、言ってしまうので、
冷たい。と言われてしまう。
いや、経験がイロイロ不足しているだけだ。
男の人と付き合った事もないし、
小学校から、エスカレーターの女子校育ち。
まあ、大学は共学だったけど、看護科はほとんど女の子だったし。
はっきり言って、処女だ。
コムギは知っているけど、
他の人は知らない。
きっと、
恋人はいらないんだって、
今は仕事が恋人なんだって周りには思われている。らしい。
確かに仕事はやりがいがあって楽しいけど、
いつ辞めてもいいって思ってる。
コムギは一人前のナースになりたいって思ってるみたいだけど、
いつになったら一人前なんだろう。
私は自分で自立するためにこの仕事を選んでいるだけだ。
別に看護師じゃなくってもいい。
「おはよう。」と明るい声がかかる。
親友で、同じ総合病院の小児科病棟に勤めるナースの芦沢 麦
(あしざわ むぎ。新婚さん。現在夫の小児科医は単身赴任中。)
と会う。コムギ(麦のことだ。)も本日、日勤だったな。と思い出す。
コムギは江ノ電沿線、稲村ヶ崎の駅近に住んでいる。
「おはよう。」と少し視線を下げる。
コムギは152センチ。
ベージュのスプリングコートと中は花柄のワンピースかな?
こげ茶の柔らかそうなゆるく巻いた髪。
目が大きく鼻と口が小さくて、
可愛い、愛らしい女の子って感じ。
私は165センチ身長があって、紺色のコートに濃いグレーのパンツスーツ。
短い茶色に染めた髪。ちいさな金色のピアス。
目は大きいけど、上がり気味で唇も薄く、大きい。
ボーイッシュな外見なので
生意気そうに、気が強そうに見える。らしい。
この、らしい。は曲者で、
しっかりしている。らしいと、思われているので、
いろんな雑用を押し付けられたり、ひとに相談を受けたりしてしまう。
頑張って、普通の顔で雑用も仕事もこなすけど、
恋の悩みや相談にはあんまり乗れない。
「自分で決めなさい。」
ってつい、言ってしまうので、
冷たい。と言われてしまう。
いや、経験がイロイロ不足しているだけだ。
男の人と付き合った事もないし、
小学校から、エスカレーターの女子校育ち。
まあ、大学は共学だったけど、看護科はほとんど女の子だったし。
はっきり言って、処女だ。
コムギは知っているけど、
他の人は知らない。
きっと、
恋人はいらないんだって、
今は仕事が恋人なんだって周りには思われている。らしい。
確かに仕事はやりがいがあって楽しいけど、
いつ辞めてもいいって思ってる。
コムギは一人前のナースになりたいって思ってるみたいだけど、
いつになったら一人前なんだろう。
私は自分で自立するためにこの仕事を選んでいるだけだ。
別に看護師じゃなくってもいい。