メープル*パンケーキ【1巻】

直ぐさま通話ボタンを押してスマホを耳に押し付ける。

『もしもしっ、おはようございますっ!今日からお世話になります松岡ですが―』

「えっ………?」

私が名前を口にした瞬間、男の子は目を見開いて固まってしまった。

不思議に思いながらも藤枝さんに出入り口を聞いて、電話を終了した。

「マジかよっ…?!あんたが、松岡さん…?!」

『??』
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