メープル*パンケーキ【1巻】
『あっ、先輩に無事に終わったってLINEしよう!心配してくれてたもんねっ!』
竜先輩にLINEを送った後、
ソファに寝そべりながら思いっきり体を脱力させた。
しばらくすると睡魔が襲ってきて段々と意識が薄れていく…
夕飯前に起きれば良いか。
『…幾斗君っていうんだ…。』
眠りに入る直前、私は彼の名を呟いていた。
―私のカフェ仕事の初日は
平和なスタートを切ったのだった―。