メープル*パンケーキ【1巻】
そう言うと手を振って送り出してくれたマスターと目が合った。
何やら言いたそうに満面の笑み。
私も軽く手を振って職場を後にした。
私の車に乗り込んで行く先は先週私とお姉ちゃんで行ったお店。
「パンケーキ♪パンケーキ♪あ~~腹減った~!!」
そう。今日は先週約束したパンケーキを食べに行く日。
少しでも早く食べたくて、いつもより急いで終わらせたからか二人ともぐったり気味だ。
こんな事もあろうかと密かに秘密兵器をバッグに忍ばせていた。