これはきっと復讐ね


私を見下ろし大きく舌打ちをした。

「やっぱこいつうぜぇ。表情も無いし。ほんとに人間か?お前。」

彼女がそう言うと取り巻きたちがクスクスと笑いだした。

「何を言っているの?人間に決まっているじゃない。」

分かり切った質問をしてくる意味が分からず少し首を傾げながら言った。

すると彼女は私の髪を掴むと耳元でこう言った。

「お前は明日からアタシたちのオモチャ。 存在価値は無い。逆らったら…どうなるか分かるよな?」

言い終わると手を離し、もうすぐ朝礼が始まるというのにどこかへ行った。

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