君のウソに涙のキス
「よぉ」
そこには、ダル着の柊ちゃんが立っていて、
美咲が、すぐに起き上がり、柊ちゃんの前に立った。
「なんで、アンタが来てんのよ」
「妃莉に行ってもいいか聞いたんだよ」
……え?
ど、どうして2人はいつも……!
「ちょっと、妃莉聞いてないけど!!」
美咲は、今までで見たことない顔をして私の顔を見ていた。
「え!?あ、いや……!
まだ来ないかな〜って思ったから!」
「……なるほどねぇ。
まぁ、いいわ。ほら、座れ」
美咲は、そう言うと柊ちゃんを中に入れる。
……私の部屋なんだけど。
「……妃莉の部屋だけどな」
そう言いながらも、柊ちゃんは入ってくる。
そして、いいタイミングで、お母さんが「ご飯の準備できたわよ〜」と入ってきた。
そして、3人、仲良く下に降りた。