君のウソに涙のキス



「よぉ」

そこには、ダル着の柊ちゃんが立っていて、
美咲が、すぐに起き上がり、柊ちゃんの前に立った。


「なんで、アンタが来てんのよ」

「妃莉に行ってもいいか聞いたんだよ」


……え?



ど、どうして2人はいつも……!



「ちょっと、妃莉聞いてないけど!!」

美咲は、今までで見たことない顔をして私の顔を見ていた。


「え!?あ、いや……!
まだ来ないかな〜って思ったから!」


「……なるほどねぇ。
まぁ、いいわ。ほら、座れ」


美咲は、そう言うと柊ちゃんを中に入れる。




……私の部屋なんだけど。




「……妃莉の部屋だけどな」


そう言いながらも、柊ちゃんは入ってくる。



そして、いいタイミングで、お母さんが「ご飯の準備できたわよ〜」と入ってきた。



そして、3人、仲良く下に降りた。



< 28 / 47 >

この作品をシェア

pagetop