君のウソに涙のキス
それから、美咲と柊ちゃんが家に帰ってから
ベッドに寝っ転がっていた。
「ふぅん。で、好きなの?」
柊ちゃんのその言葉が頭から離れない。
私は、白石くんのこと全然わかんないし、
でも知りたい、そう思った。
だからと言って、これが恋なのかもわかんない。
はぁ、とため息をついて枕に顔を埋める。
すると、携帯がなった
「え? 」
携帯に表示されてる名前に驚きながらも
電話に出る。
「はい……。どうしました?白石くん」