君のウソに涙のキス



「ん?白石 晴……って、え?」


美咲は、その名前を見ると目を大きく見開いて驚いた。


「え? な、なんで……?
は?ちょ、説明しなさいよ~」


驚いてる美咲に、私が昨日あった出来事を説明すると、はぁ~っとため息をついた。


「それ、で?付き合うと?」


「うっ……。もしかしたら、1ヶ月で変わるかも、しれないじゃん…?」


私がそういうと、美咲はキッと私を見た。


「まあ、自分の彼氏の友達を悪く言いたくはない、けどさ~。白石だよ?あの女好きだよ?」


そうだ。美咲の彼氏は、白石くんの友達。


白石くんとは違って、爽やか系イケメンなんだよなぁ。


「でも……っ、真面目な顔してたし……」


「はぁ。まあ、あんたがいいなら言いけど。
もしウソだったらしめてやる…!」


美咲はそう言いながら、グッと手に力を入れた。





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