【完】素直じゃないね。


……それに比べ、あたしは。


自分の成績表に視線を落とし、はぁ〜と深ーいため息を吐く。


勉強、頑張ったはずなのになぁ。


クラス順位上位を目指したのに、結果は振るわず、半分の順位よりちょっと下。


ガクッと肩を落とすと、机の横に掛けたスクールバッグが目に止まった。


そこには、乃亜から貰ったクマのキーホルダーが着けられていて。

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