ダメオトコに恋して、バカ男に恋されて。
こいつはヒーロー
次の日。
さすがに2連続で学校サボる訳にもいかず、
しぶしぶ駅にいげば、
「おはよー。」
知った声がかかる。
「横山……。何してんの?」
「凪待ってんじゃん?」
「……連絡しなよ。私今日も休みかもしんないじゃんか。」
「まっいいじゃん。ほら、行こ。」
そう言えば、昨日は自分の事でいっぱいいっぱいすぎて、横山と瑠依くんが少し揉めてたみたいな事を聞いてたの忘れた。
「横山ー。……瑠依くんとなんかあった?」
「なんで?」
「いや、莉子がなんかそんな事言ってたからさ。」
「瑠依が言ったとかじゃなくて?」
「え?なんで?」
「凪こそ、瑠依となんかあったの?」
「……なんでよ。」
「……瑠依が、知ってたから。」
「何を?」
「俺が凪にキスした事。」
「……。」
「瑠依となんかあったの?」
なんか……。
あったと言えば、ものすごく、あった
の、かな。
私は振られたけど、
結局は、私が振った事になるんだろうか?
そんな事を考えて、まとまらない言葉を言おうとしたら
〈 間もなく電車がまいります。白線の内側にーー
言葉が、構内アナウンスで遮られた。
そして、通勤通学による、ラッシュの電車に乗り込み私達はまた、特に会話もせず、そのまま学校の最寄り駅に向かった。
駅に着けば、見知った顔もチラホラいて、横山は、何人かに声をかけられたのに、
私の隣を離れず、
そのまま一緒に登校した。
さすがに2連続で学校サボる訳にもいかず、
しぶしぶ駅にいげば、
「おはよー。」
知った声がかかる。
「横山……。何してんの?」
「凪待ってんじゃん?」
「……連絡しなよ。私今日も休みかもしんないじゃんか。」
「まっいいじゃん。ほら、行こ。」
そう言えば、昨日は自分の事でいっぱいいっぱいすぎて、横山と瑠依くんが少し揉めてたみたいな事を聞いてたの忘れた。
「横山ー。……瑠依くんとなんかあった?」
「なんで?」
「いや、莉子がなんかそんな事言ってたからさ。」
「瑠依が言ったとかじゃなくて?」
「え?なんで?」
「凪こそ、瑠依となんかあったの?」
「……なんでよ。」
「……瑠依が、知ってたから。」
「何を?」
「俺が凪にキスした事。」
「……。」
「瑠依となんかあったの?」
なんか……。
あったと言えば、ものすごく、あった
の、かな。
私は振られたけど、
結局は、私が振った事になるんだろうか?
そんな事を考えて、まとまらない言葉を言おうとしたら
〈 間もなく電車がまいります。白線の内側にーー
言葉が、構内アナウンスで遮られた。
そして、通勤通学による、ラッシュの電車に乗り込み私達はまた、特に会話もせず、そのまま学校の最寄り駅に向かった。
駅に着けば、見知った顔もチラホラいて、横山は、何人かに声をかけられたのに、
私の隣を離れず、
そのまま一緒に登校した。