ダメオトコに恋して、バカ男に恋されて。
「えーっと。瑠依くん?」

「まーいいやー。凪は可愛いからねー(笑)」

って、そう来るか。

あはは。私、やっぱり

まだ

瑠依くんが好きなんじゃん。

うっかり、
期待とか、また、しちゃったじゃんか。

あーあ。やだな。

「はぁー。うん、そーだね。可愛い私はもう帰ります。」

「え?凪?帰るなら一緒帰ろ?」


ごめんね、

横山、

あんたにまで、

こんな気持ちにさせたくないよ?



繋がれてた手を離し、

「ありがとう。でも、1人で帰るー。」

そう言ったのに、また繋がれた手……そして









「凪、俺、お前が好きだよ?」

///

って、
ここで、

このタイミングで、

それ言うか!?

「///うるさい!もー横山、離せ!帰る!1人で帰る!」

「あはは。凪は本当に可愛いな。なー瑠依?」

瑠依くんの顔も見ずに
そのまま教室を出る。

って、もー本当に私、
ってか、あんた達はなんなのよー!!!!

この際、
チャラ男撲滅委員会でも立ち上げでやろうか!!

この、
ダメオトコにバカ男!!
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