ダメオトコに恋して、バカ男に恋されて。
翌日の放課後
横山に呼びだされた。そして、前置きなんかなく、私の心をまた、揺さぶる言葉。
「凪さ、俺嫌?」
「……嫌とかじゃないよ。ごめん。」
「はは。そこで謝んなよ。」
「だって……」
「俺は凪が好き。瑠依より大事にする自信もある。」
「……。」
「この前まだまだとか言ったけどさ……。やっぱり俺おまえとちゃんと付き合いたくなった。」
「……。横山、「だから、さ。俺が本気で、800M勝ったら付き合って。デートとかじゃなく。無理だったら諦めるよ。」
「いや……。」
「いいよ。まだ瑠依でも。でも、とりあえず付き合ってから好きになるかもしんないじゃん?難しく考えるんなって。な。」
「だって……」
「それとも、俺が負けて俺と付き合えなくなるのが嫌とか(笑)なら全然いいよ(笑)」
「あんたね。」
「んじゃ、いいじゃん。」
「……」
「凪ー。あんまそんな顔してんなって。そんな顔してっとまたチューするぞ(笑)」
「バカ男。」
「言ったろ?それでもいいって。」
「……あんた本当にバカだよ。………。」
瑠依くんが好きなのに、でも、横山の気持ちは素直に嬉しいんだよ。瑠依くんもこんな感じなんだろうな……。
でも、瑠依くんは変わらない。
なのに、私は……。
瑠依くんを好きって言えばいいのに。
なのに……。
「でも、そ、だね……勝った時はあんたと向き合ってみる。」
こんな返事をするやつなんだよ。
こんなふうに、流される、
私のどこがそんなにいいんだよ。
横山に呼びだされた。そして、前置きなんかなく、私の心をまた、揺さぶる言葉。
「凪さ、俺嫌?」
「……嫌とかじゃないよ。ごめん。」
「はは。そこで謝んなよ。」
「だって……」
「俺は凪が好き。瑠依より大事にする自信もある。」
「……。」
「この前まだまだとか言ったけどさ……。やっぱり俺おまえとちゃんと付き合いたくなった。」
「……。横山、「だから、さ。俺が本気で、800M勝ったら付き合って。デートとかじゃなく。無理だったら諦めるよ。」
「いや……。」
「いいよ。まだ瑠依でも。でも、とりあえず付き合ってから好きになるかもしんないじゃん?難しく考えるんなって。な。」
「だって……」
「それとも、俺が負けて俺と付き合えなくなるのが嫌とか(笑)なら全然いいよ(笑)」
「あんたね。」
「んじゃ、いいじゃん。」
「……」
「凪ー。あんまそんな顔してんなって。そんな顔してっとまたチューするぞ(笑)」
「バカ男。」
「言ったろ?それでもいいって。」
「……あんた本当にバカだよ。………。」
瑠依くんが好きなのに、でも、横山の気持ちは素直に嬉しいんだよ。瑠依くんもこんな感じなんだろうな……。
でも、瑠依くんは変わらない。
なのに、私は……。
瑠依くんを好きって言えばいいのに。
なのに……。
「でも、そ、だね……勝った時はあんたと向き合ってみる。」
こんな返事をするやつなんだよ。
こんなふうに、流される、
私のどこがそんなにいいんだよ。