ダメオトコに恋して、バカ男に恋されて。
唇が離れた後、また、いつもの天使スマイル……

後頭部に回された手が解かれたけど、恥ずかしくて、後ろなんて振り返れないので瑠依くんの前にまたしゃがみこむ。

それをみた瑠依くんはゆっくり寝ていた状態を立て直し、私の前に座り直す。


しゃがんでる私に向ける顔はいつもより真剣で、

「凪、やっぱり俺凪が好きだよ?
同じじゃない?
俺と付き合って、もし凪が泣くような事があったら嫌だからあー言ったけど、そもそも泣かさないよ。
うん。泣かさないから、

ねー凪?俺と付き合って?

俺の横で、笑って、
俺にだけ好きって言って。

凪が、……ごめんなら、
今度は俺がストーカーになるよ。めんどくさいって凪が思うくらいずっと凪に好きっていうから、覚悟してて、ね(笑)?」


真剣だった顔からの、あのいつもの笑顔。

そんな事、

こんな所で、

そもそも、私がごめん、とか、

はぁー。

もー。
やっぱり瑠依くん、

あんたは!!

どんだけなのよー////!!!
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