ダメオトコに恋して、バカ男に恋されて。
「//瑠依くん……。」

「ダメ?」

「私さ。めんどくさいよ?」

「うん。だろうね(笑)」

「すぐ疲れちゃうんじゃないかな。」

「かもね(笑)」

「え!?そーなの!?」

「嘘(笑)凪が頑張れって言ってくれるなら頑張るよ。でも、それより俺が凪といたいんだけど?」

「///」

「俺が凪の横にいたいし、凪とずっと一緒にいたい。凪とだけキスしたいよ?」

「////瑠依くん……。あの……。今更だけど、ここ、人前ですが……」

「だから、何?」

「いや、あの//私、が言うのもなんですけど……」

「なーに?凪、好き。大好き。キスして?」

「いや、あの//」

「もう一度、俺からしよーか?」

「////もー無理!!ちょっとタンマ!!」

自分の顔が死ぬほど赤くなってるのを感じながら、手で顔を隠して立ち上がる。

そして、くるっと瑠依くんに背を向け、周りなんか気にせずに来た道をダッシュ。

だけど、来た階段の前で、もう一度振り返り、置いてけぼりになった瑠依くんに向かって大声で叫ぶ。


「瑠依くん!!大好き!!!!ずっと好き!!!私以外ともうキスしちゃダメだからね!!」

言い逃げ(笑)

だって
ダメオトコからの告白は、

思った以上にストレートでかっこいい。

瑠依くんから、ダメオトコをとったら、

ね?単なるイケメンからの告白じゃんか!

そんなの、ほら、私が勝てるはずがありません(笑)
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