ダメオトコに恋して、バカ男に恋されて。
「神様!仏様!東城瑠依様!!」

「ついでに、
先生様!莉子様!誰でもいいからお願いですー!!!!」

始業式の校庭。
私はまた叫んでいた (笑)

「うるさい。」

「莉子様〜!!!どー?……だった???」

2年生の始業式。その1代イベントといえば、そう!クラス変え!!!!

私の学校は2.3年が同じクラス。だから、ここで、クラスが変わるとなると……

「いやだぁーーー!!!
瑠依くんと離れるのとかダメだってばぁーーー!!
死ぬ!死んじゃうーー!!!」


「葉山!!朝っぱらから大声だすな!うるさい!!」
先生にまで、怒られた。

はい。気を付けます……泣



「で、莉子様……?」

「行くよ。1組だって。」

「あ、そう。で?」

「良かった〜私、優と一緒♡私も優も凪も皆1組だよー!」

「あ、そう。で?」

「はぁ!?あんた、今莉子様っていってたじゃんか!」

「あー。うん、また宜しく莉子様。で?」


「瑠依くんは、……2組。」

「……。」

「おーい?聞いてるー?」


「いや。うん。よし。先生とこ行って、直談判してくる!うん、だめならうーん。そうだ!
呪ってやろう!うん、うん。」

「いや、本気で怖いわ。あんた。」

ほら、だって、大声だすなって今
怒られたばっかりじゃん?
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