ダメオトコに恋して、バカ男に恋されて。
その後
体育祭後、私達は晴れて付き合う事になったのだけど……。

「莉子!!助けて!!死んじゃう!」

「……何が」

「だって瑠依くんが!!」

「今度は何よ。」

「だって瑠依くんが変!!」

「前から言ってる。」

「そーだけど、いや、違うじゃん!!」

「違わない。瑠依くんは変なんだよ。もともと。」

「だからー!!!!」

「凪ー?」

放課後の教室で莉子とあーだこーだ言ってたら、後ろからぎゅ。

「……瑠依くん//……。」

「あたりー。何してんのー?」

「別に……。てか、重いよ//」

「俺の愛じゃん?」

「///」

「ねー?凪ー。いつになったらキスしてくれんの?」

「///」

「えー?あんた達まだ、してないの(笑)ってか公開告白でチューしたって噂は?」

「ちょっと!莉子!」

「あれは俺からだもん。てか凪からされてないもんねー。」

「ちょっと瑠依くん///!」

「凪からされたい。」

「ねー?凪?俺、凪が大好きなんだけど?」

「////」

「ねー?凪ってばー。」

「//瑠依くん!もーダメ!!本当にダメ!!」

「凪?なんで?してくんないなら、また俺からもっとエロいチューしちゃうよ?」

「/////」

「はい、時間切れー。」

「//いや、あのね?」

「ほら、こっち。んじゃ、長瀬、またねー。」


引っ張られるように連れてこられた校舎裏。

「瑠依くん変だよ!!」

「なにが?」

「だって今までそんなんじゃなかった……し。」

「まーねーでもほら、またヒーローみたいなやつでてきたら困るしね。嫌?」

「嫌とかじゃなくて、恥ずかしいもん。」

「そー?」

「そりゃそーでしょ!!」

「俺は凪以外見えないよ。」

「//だから!!」

「凪、俺、もー本気で、凪以外いらない。責任とってよ。」

「責任って///」

「黙って俺の横にいろ?とか(笑)」

「あはは。瑠依くんに俺様とか似合わないよ(笑)」

「そー?んじゃ、俺といて下さい。」

「えっと、よ、よろしくお願いします//」

「思った以上にその返事、いいね。やばい。」

「な!//なんなのよー!!もー!!」

「あはは。可愛い。ずっとずっと俺だけね?」

「うん。私はずっとそー言ってるよ。」

そう言って私から、瑠依くんにキスをした。

やっぱり

いつだって

笑った好きな人とのキスは


甘くて、本当に、溶けそうです。


Fin〜
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