ダメオトコに恋して、バカ男に恋されて。
隣駅のファミレスに入り、
オーダーしてすぐ、前に座った横山に問いただす。

「瑠依くんさ、どーなの?」

「おまえ、本当に飽きないねー。
俺といても瑠依かよ。」

「ってか、あんたといるから、
瑠依くんの話なんじゃんか!
ほら。さっさと、知ってる事全部吐けーー!!」

もともと、可愛いタイプじゃない私は
気を遣わなくていい、横山みたいなやつは
ありがたい。

「あーっと、どうって?」

「彼女と。瑠依くん長期休みになるといつもダメになるじゃん!めんどくさいとか言って全然連絡とかしないって聞いたよ?……なのに、まだ続いてる。」

「まー。それは本当だけど。別に長くもねーじゃん。」

「長いよ。瑠依くん、短いと1週間とかあった。」

「あれは、もともと違うって。あんなの付き合ってないだろ(笑)」

「まぁ。それでも平均1~2ヵ月じゃん。今回は、2ヵ月
になろうとしてるのに、分かれ話的なものが浮上してないの?」

「どーだろな。」

「つかえない。」

「おまえなー。」

まぁ、これ以上聞いても自分の首閉めるだけなんだろうな。
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