ダメオトコに恋して、バカ男に恋されて。
そんな訳で、
部活がなかった横山となんとなく、一緒に、帰る。


「ねー。凪。クッキーの上についてるパラパラしたやつ?どこで売ってんの?」

「は?」

「パラパラ?顔だしたついで、顧問にお使い頼まれたんだよねー。足りないかもだからって。」

「ウケる。あんたがあんな可愛いの買うの(笑)?」

「本当だろ、
全然どこ売ってるかわかんないっての!顧問はスーパーで買えるとか言ってたけど、わかんねーし!」

「隣駅に西友あったじゃん。そこで売ってんじゃないの?お菓子売り場だよ(笑)」


「えー。一緒来てよー。」

「えー。めんどくさいー。」

「んじゃ、瑠依とこの前撮った写真やるよ、横流し〜言うなよ(笑)」

「よし、行こう!横山!ほら、早くしな!」


やった!
さっきまで、少しへこんでた気分が良くなる。

横山、

あんた本当にいいやつだね。サンキュ。
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