ダメオトコに恋して、バカ男に恋されて。

side横山

side横山

凪と、別れて、1人電車に乗り、窓越しに映る自分を見れば、タメ息が出そうになる。

あんなん、どーしろっていうんだよ!!


そう、
俺は、凪が好きだった。

もちろん、凪が瑠依の事を好きって知ってたし、ってか、俺が好きになる前から凪は瑠依しか見てなくて……。

瑠依は入学当初からモテてたし、なんかチャラそーなやつ。くらいで初めから仲良かった訳じゃない。

それでも、席替えで、たまたま席が前後になって、喋るよーになって。

まぁ、友達としては、思ってたより、チャラチャラしてる訳でもなくいや、してたかもしれないけど(笑)

それでも、俺も喋る方だし、気を遣わず、喋るあいつとは
それなりに、上手くいって。

気付けば良く一緒にいるやつになってた。

ただ、恋愛事に関してだけは、

最初っから全くもって、
訳がわかんねー、瑠依は、役立たずなやつだった。
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