ダメオトコに恋して、バカ男に恋されて。
ーいいよ。

やっと、きた、メールの返事。

ーどこがいいかな?

ー凪体調平気なの?

ー全然平気

ーとりあえず、凪の最寄り駅いく

ーありがとう

ー着いたら連絡する


それから、20分くらいして、
瑠依くんから着いと連絡がきた。


駅にいた瑠依くんは
やっぱりかっこいいんだよ。

あんな事があっても、
そんな事考える私は、

もーミーハー心と変わんないのかな。

「瑠依くん。」

「……、」

「ありがとう、来てくれて。」


「いや、凪、本当に平気?」

「うん、だってサボりだもん(笑)」

「笑っていうなよー。」


「あはは。とりあえず、公園でも行こー」

「うん。」

相変わらず何もなかったかのような素振りで、私達は公園に向かった。
< 93 / 141 >

この作品をシェア

pagetop