悪魔の笑みと龍姫の涙
シ「分かった。この国は龍が治める龍(竜)の国、龍国。その国を治める役割をする歴代の一族が神龍族だ。」
なんか、聞いたことのある名前的なものがいっぱい出てくるな〜私はここの人とは違う人間なのに…
シ「神龍族は名前の通り、神との交流が最も深い龍の一族だ。国の王となる威厳がある。国の王、すなわち神龍族の長は天界の者と結婚しないといけない掟があるんだ。今の代は…確か……鬼神の女性と結婚したはずだ。名は確か…光里だったはずだ。」
〈ひかり〉その名を聞いた途端、少しだけ眩暈がした。
雷那「国の事は大体わかったよ。次は龍国の歴史でも教えてくれないかな」
シ「分かった。まず、この世界にも人はいたんだ。」
雷那「えっ‼︎こんなところに人間なんて住めるの?」
シ「あぁ住む場所も違ったしな。お前たち龍(竜)と魔界に住む黒の一族たち、天界に住む俺たち、そして人間。ちゃんとしたお互いのバランスが成り立ってこの世界はできていた。なのに…人間が龍国の王妃…つまり、鬼神を殺したんだ。
怒り狂った龍国の者と前から人間に不満を感じていた黒の一族が手を結び、人間と戦争始めた。」
雷那「それでどうなったの?」
シ「もちろん龍国と黒の一族側の圧勝だった。その時、俺たち天界は、事が収まるまで何も知らなかった…知った時にはもう遅かった…これを第一次龍谷大厄災っていうんだ。」
雷那「へぇなかなかの歴史があるんだねここも大変だね」
シ「歴史って言ってもたった10年前だけどな」
雷那「そうなんだ〜」
どうしよう…さっきから頭がくらくらするよ〜
シ「話が逸れたから戻すけど…第一次龍谷大厄災はそこで終わらなかったんだ。人間の1人が体内に溜まった憎しみなどが暴走し、黒の一族の一部の悪魔になってしまったんだ。その元人間は黒の一族の長を襲い、黒の一族を我が物にしたんだ。それから、黒の一族は変わった。平等だったのが、格差のあるものになった
ある日、黒の一族が龍国を襲ったんだ。それも、元人間の命令でな。真意はわからんが、そいつは、龍国の炎・影龍族の跡取り2人、水・氷龍族の跡取り2人、木・緑龍族の跡取り2人、神龍族の跡取り2人の8人に狙いを定め、襲ってきた。それで生き残ったのは、4人だけ。あとは、死んだんだ。」
雷那「そんな…酷い…もう、こんな話はしない方が良さそうだね。」
なんか、聞いたことのある名前的なものがいっぱい出てくるな〜私はここの人とは違う人間なのに…
シ「神龍族は名前の通り、神との交流が最も深い龍の一族だ。国の王となる威厳がある。国の王、すなわち神龍族の長は天界の者と結婚しないといけない掟があるんだ。今の代は…確か……鬼神の女性と結婚したはずだ。名は確か…光里だったはずだ。」
〈ひかり〉その名を聞いた途端、少しだけ眩暈がした。
雷那「国の事は大体わかったよ。次は龍国の歴史でも教えてくれないかな」
シ「分かった。まず、この世界にも人はいたんだ。」
雷那「えっ‼︎こんなところに人間なんて住めるの?」
シ「あぁ住む場所も違ったしな。お前たち龍(竜)と魔界に住む黒の一族たち、天界に住む俺たち、そして人間。ちゃんとしたお互いのバランスが成り立ってこの世界はできていた。なのに…人間が龍国の王妃…つまり、鬼神を殺したんだ。
怒り狂った龍国の者と前から人間に不満を感じていた黒の一族が手を結び、人間と戦争始めた。」
雷那「それでどうなったの?」
シ「もちろん龍国と黒の一族側の圧勝だった。その時、俺たち天界は、事が収まるまで何も知らなかった…知った時にはもう遅かった…これを第一次龍谷大厄災っていうんだ。」
雷那「へぇなかなかの歴史があるんだねここも大変だね」
シ「歴史って言ってもたった10年前だけどな」
雷那「そうなんだ〜」
どうしよう…さっきから頭がくらくらするよ〜
シ「話が逸れたから戻すけど…第一次龍谷大厄災はそこで終わらなかったんだ。人間の1人が体内に溜まった憎しみなどが暴走し、黒の一族の一部の悪魔になってしまったんだ。その元人間は黒の一族の長を襲い、黒の一族を我が物にしたんだ。それから、黒の一族は変わった。平等だったのが、格差のあるものになった
ある日、黒の一族が龍国を襲ったんだ。それも、元人間の命令でな。真意はわからんが、そいつは、龍国の炎・影龍族の跡取り2人、水・氷龍族の跡取り2人、木・緑龍族の跡取り2人、神龍族の跡取り2人の8人に狙いを定め、襲ってきた。それで生き残ったのは、4人だけ。あとは、死んだんだ。」
雷那「そんな…酷い…もう、こんな話はしない方が良さそうだね。」