悪魔の笑みと龍姫の涙
***
黒「おはよう、雷ちゃん。今日は、黒羅と一緒に外で遊ぶの?」
雷凪「うん。だから、早く黒羅を起こしに行くの。」
黒「楽しんでね。」
雷凪「うん‼︎」


雷凪「黒羅は私が守るからね!」
黒羅「うん!でも僕も雷凪を守るよ!」

2人には和やかで温かい空気が流れていた


綺麗に潤った湖にみずみずしく生きる木々
その中に雷凪と金色の髪のかっこいい男の子の鳳凰がいる

雷凪「鳳凰は争いのない世界があると思う?
鳳「わからない…でも、争いがあれば平和もあるという事だ」
雷凪「そうだね…ありがとう…鳳凰」
鳳「構わない…雷凪」

周りに殺気立った空気が流れていた
部屋の中には9人の人がいた
いや…正確には黒いローブの男、闇の周りに水と影と木羅が倒れていて、反対側に雷凪と黒羅の周りに炎と緑と氷が倒れていた

雷凪「貴様は何がしたいのよっ‼︎」
黒羅「俺たちの仲間を返せよっ‼︎」
闇「僕が欲しいのは君たちだよ。でも、一気には連れてはいけないから、そこの女の子から貰っていくね〜」
黒羅「お姉ちゃん‼︎」

床に血が広がっていく…

雷凪「黒羅‼︎どうして…どうして私なんか…」

黒い髪が真っ赤に染まってゆく…

***
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