悪魔の笑みと龍姫の涙

緑side

なんで…なんでみんなわかってくれないの…
緑「私は、もう笑えないのかな」
やっぱりあの人がいないと笑えないよ…
笑えたあの頃が懐かしいよ…

?「お困りですかな、お嬢さん」
突然、目の前に黒い男が現れた。
緑「誰?」
?「ふふ私はあなたの味方ですよ。」
?「嘘だ‼︎」
後ろから声が聞こえ、振り返ると
緑「あなた、人間の…」
?「莉菜といいます。そこのあなた、私たちを襲ってきた仲間なんでしょう」
緑「嘘でしょう‼︎なんでこんなところにそんな奴がいるの‼︎」
シャ「そんな奴ではなくシャークといいます。はぁ、よくも邪魔してくれましたね。こいつを誘い込めばうまくいけたのに…」
莉「そんなことさせない‼︎」
なぜそこまでこだわるの?こんな私に…
私は、あなたたちに酷いことを言ったのに…
莉「緑さんは私たちにとって大切な人だから…」

『緑は、俺にとって大事な人だよ』
あぁあの人が言ったこととリンクしてしまう…

シャ「まぁ今回は引きましょうかね」
そう言うとシャークは姿を消してしまった

莉「緑さん大丈夫ですか?」
緑「えぇありがとう。助けてもらって」
莉「いえいえ助けられて良かったです」

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