冷たいストーカーに心が乱されています
それから。

渋る碧くんを引っ張って、下におりてバイト再開!

紅さんには目があった瞬間、笑顔で「よかったね」って、言ってもらえました。

バイト中だったのに、ほんといい人だ。

碧くんはまたさっきのカウンターの席から、じーっと私をみています。

あっ、写メられた!

枷が外れた碧くんは、ちょっと危険?

「そんなに一緒にいたいなら、もうバイトしちゃう?」

『えっ。』

「はい。」

紅さんの言葉に驚く私と、ソッコーで返事をする碧くん。

「ちょうど1人増やそうかなぁって、思ってたんだよね~。」

「あの、でもオレ彗にしか笑えませんけど。」

遠慮がちになんてことを!

紅さんはというと。

「別にいいわよ。そのままの君で。」

優しい言葉に、うっすら笑顔になった碧くん。

すごく嬉しかったのね。


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