恋と愛とシュシュ
4 やさしさ
「落ちついたか?」
志皇の声をきいて、気づくと目からポロポロと涙が落ちていた。
カフェオレのホイップは溶けてなくなり、ホットミルクが隣に置かれていた。
(やさしい・・・)
「ごめん」
「いや、こっちこそごめん。いきなり会いに来て、驚かせて悪かったよ」
瞳は下を向いたまま頭を振る。
(そんなことない、志皇が来てくれなかったら、私ずっと航にとらわれていた)
「どうして私を?何で?」
わかってしまうことでも、志皇の口からききたかった。
「瞳に会いたかったんだ」
真剣な眼差しが瞳の目にうつる。
「航と付き合ってるって思ってたからさ、一応遠慮してたさ」
学部のときに3人でつるんでたのは、お前が中心だったからだよ、
と言って笑う。
志皇と航はそんなに深い付き合いではなかったようだ。
「瞳もいい歳だし、航以外でも、そういう相手がいるかもしれない、
ある日そう思ったら居ても立っても居られなくなったんだ」
「本当に、私を?」
「シュシュの中を見てわかりませんか?」
輝くダイヤがついた指輪は婚約指輪に違いない。
「好きなんだ、瞳」
瞳は顔が真っ赤になるのがわかった。
志皇の声をきいて、気づくと目からポロポロと涙が落ちていた。
カフェオレのホイップは溶けてなくなり、ホットミルクが隣に置かれていた。
(やさしい・・・)
「ごめん」
「いや、こっちこそごめん。いきなり会いに来て、驚かせて悪かったよ」
瞳は下を向いたまま頭を振る。
(そんなことない、志皇が来てくれなかったら、私ずっと航にとらわれていた)
「どうして私を?何で?」
わかってしまうことでも、志皇の口からききたかった。
「瞳に会いたかったんだ」
真剣な眼差しが瞳の目にうつる。
「航と付き合ってるって思ってたからさ、一応遠慮してたさ」
学部のときに3人でつるんでたのは、お前が中心だったからだよ、
と言って笑う。
志皇と航はそんなに深い付き合いではなかったようだ。
「瞳もいい歳だし、航以外でも、そういう相手がいるかもしれない、
ある日そう思ったら居ても立っても居られなくなったんだ」
「本当に、私を?」
「シュシュの中を見てわかりませんか?」
輝くダイヤがついた指輪は婚約指輪に違いない。
「好きなんだ、瞳」
瞳は顔が真っ赤になるのがわかった。