専務に仕事をさせるには
私は運転手にここへと言ってメモを渡した。
その後は互いに何を喋るでもなく、ただ黙って車に揺られた。
私はアルヴェルト盗み見すると、アルヴェルトは車窓を流れる街並みを見て何処か嬉しそうにしている。
1時間程するとラブホテルが建ち並ぶ通りに車は止まった。
私が、降りるとアルヴェルトは黙って私の後を付いて来た。
そして、細い路地を入った所でアルヴェルトが足を止める。
「今更、逃げるのは無しですよ?女に恥をかかせないで下さい?」
私は扉を開け「お先にどうそ?」とアルヴェルトへ微笑む。
アルヴェルトは躊躇していたが、「本当に満足させてくれるんだろうな?」と言って私を見た。
勿論と言うと、お手並みは意見と言って中に入り、直ぐ様上着を脱ぎ、カウスを外した。
「さぁー、俺を満足させられるかヤッてもらおうじゃないか?」と右広角上げる。
「………」
「やっぱり無理かな?それなら、うっふぅ〜んアルヴェルトさま〜ゆるしてぇ〜♥って言ったら許してあげてもいいよ?」
アルヴェルトは両掌を合わせ目をキラキラさせて言う。
ぜってぇー言わない!
誰がそんな事言うか!?
私はアルヴェルトに右手中指を立ててみせる。