専務に仕事をさせるには
「じゃ会社には内緒にしてあげるから朝食に付き合って?」
「それはちょっと… 私は仕事が有りますので…」
今までベットに腰掛けていた彼が立ち上がる。
おー引き締まったお身体。
とても遊んでばかりいるお姿には見えませんが?
そのパンツは!?
今年発売したばかりの股間部分を編み立て技術を採用し立体的で極力縫い目を少なくし、通気性が良くフィット感バツグンの通称ボンドパンツではないですか?
でもちょっと貴方には股間部分小さくないですか?
と、言う事はさぞかしご立派な物をお持ちで?
覚えていないのが悔しい。
がっかりしている私に専務は
「会議は昼からでしょ? フレックス使えばいいじゃん! どうせ会議まで君には仕事無いでしょ?」
仕事無いでしょってちょっとカチンと来ましたけど!?
「仕事は何かしらありますから! 会議室の準備も有りますし、それにうちは課長以上の役所の人しかフレックス使えませんから!」
「会議室の準備って君じゃなくても出来るよね?」
「ぅ……」
ムカツク!
この男何気に『お前の仕事は誰でも出来るから会社にお前は必要ない!』って言ってる?