あの頃、きみと陽だまりで
1.脱ぎ捨てた制服
―カンカンカンカン……
夢の中で、今日も踏切が鳴る。
かん高い、耳の奥にまで響く音
点滅する赤いランプ
降りてくる、黒と黄色の遮断機
それは、ずっと、ずっと
絶え間なく、鳴り響く。
< 1 / 165 >
メニュー