残念な姉
「嬉しいわ!あ、授業始まるな!じゃあ」

そう言い残し純一郎は自分の教室へ戻っていった


うーん…

純一郎か…

しかし何故なんだろう
そこだけの記憶がまるで切りとらたれたように純一郎、総一郎の記憶がない

他のことは覚えてるんだわ…

幼稚園の遠足、家族で海遊館に行ったこと、保育園の友達…

考えれば考えるほど分からない



「……誰と話していたの?」

はっ!

「あ、ひぐちゃんおはよ」

樋口希美

あの一件依頼、私達は急激に仲良くなった…
というか、恋愛相談し始め私にはいきなり友達が増えた
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