ひとナツの恋




「ちくしょう…まあ、夏の分は俺が払うから。
…だから銀行行くぞ」


「よっしゃ!!そうと決まれば銀行直行だぜ!!」



「10万くらいおろせよ〜?」

「んなおろさねぇわ!!あほか」



男子3人大爆笑しながら向かった。






「なあなあなっちゃん、俺にカイトのリード持たせて?」

「いいよ、はい」

「サンキュ。可愛いなカイト。
こっちの図体と態度がでかい海渡とは大違いだ」


そう言いながら隼人が海渡を見ながら笑った。


「ああ?ばかにしとんのか?隼人てめぇ」

「うん、ばかにしとるーはっはっはっ」

「うぜー」







なんか、この人たちとは昨日会ったばっかりなのにずっと前から知ってたような気がする。


居心地がいいって言うのかな。


楽し。




スッキリとした暑さの中、じんわり汗をかきながら歩いた。




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