ひとナツの恋
海渡side
海渡side
高3の最後の夏休み。
俺ら幼馴染み男4人は夏ゼミをサボって近くの海に来ていた。
そしてそこで出逢った一人の女の子と一匹の犬。
犬の名前が俺と同じカイトって名前。
話すきっかけはこれで十分だろう。
その日のうちに仲良くなった。仲良くなりたかったから。
その女の子の名前は夏。
ちょうど今の季節。
次の日、夏を入れて花火をしようと花火を買いに行った。
夏が連れてきたカイトを帰すために祖母の家に寄って、お昼をご馳走してもらうことになった。
…まあ、半ば強引に…
手伝うと言ったんだけど夏のおばあちゃんは俺らに座ってろと言った。
言われた通りに縁側に座って話して待っていた。