キスゲーム 前編【完】
二乃恵『何で、下の名前で呼ばなくなったか覚えてる?』

  この言葉が、恭平の胸に大きく突き刺さる。

  恭平『...覚えてる。。。積木が、積木グループの次期社長だからッ。。』

  恭平は、自分で言ってて悲しくなった。

  悲しみより悔しさが強かったか。

  一恵「そう。積木君が、積木グループの次期社長だから私達あんたに[下の名前で呼ぶの止めなさい]って言ったんだよね。初めは、抵抗があったようだけど言ってるうちに馴染んでった。つまり、あんた自身 積木君が積木グループの次期社長という風にみるようになったって事じゃないの?」

  恭平『・・・』

  俺は、何も言えなかった。

  姉である3人に、何も。
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