久遠の愛と約束を

店員さんに注文すると飲み物はすぐに来て、2人で乾杯をして飲んだ。



瑞輝に教えてもらったカフェオレ。


瑞輝の作るカフェオレは甘くて美味しかったけどここのお店のは少しだけ苦かった……まるで私の心みたい。




「紘那、今日は言うまで帰さないよ。
もうね…見てるこっちが辛いんだから」


葵の声は少し怒っているけど、顔は何だか寂しそうだった。



「葵……ごめん……全部話すから……」



今まであったことを全部、話した。


瑞輝に告白されて一度は断ったこと。

でもやっぱり好きになったから付き合い始めたこと。

文化祭で抜け駆けしたこと。

そして…最後の日のことも。


< 122 / 200 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop