久遠の愛と約束を
涙でぐちゃぐちゃになって、自分でも何を言ってるかわからない所も多々あったけど、葵はただ私の背中をさすって静かに聴き続けてくれた。
「そっか……ずっと1人で抱えてたんだね…苦しかったね…辛かったね……」
葵は小さい子供をあやすように私の頭をよしよしと撫でてくれた。
それがなんだかくすぐったくて、思わず頬が緩む。
「やっぱり、紘那は笑顔が似合うよ。
今、紘那がこんな風にいること、にっしーは望んでるかな?」
「うん……望んでないよね…」
「無理に忘れることなんてないんだよ。にっしーとの思い出、たくさんあるんでしょ?忘れられるわけないじゃん。
あたしも一緒にいるからさ、一緒に乗り越えて行こ?」