久遠の愛と約束を

結局瑞輝のことを考えていて授業中はずっと上の空。気づいたら放課後になっていた。



「ほーら、紘那いっくよー」



瑞輝のことが聞けるとワクワクの葵に対して、私は少し重たい足取りで図書室へ向かった。






「あー、やっぱりいた。あゆみん〜」



葵は基本、先生を先生って呼ばない。あの鬼の鬼頭先生にも『きとっちゃん』だし…。



でも、それが許されちゃうのが葵。




あゆみんと呼ばれた園田先生もおそらく今日が初対面。
カウンターに座っていた園田先生は少し困ったような驚いたような顔をして葵を見ている。


「貴方たちは…?」

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