久遠の愛と約束を
キッと甲高い声が図書室に響き渡る。
園田先生はそのまま席を立ち、私の方へと向かってきた。
「…え?」
「あゆみん、どういうこと?!」
「貴方達には…わからない…っ!」
まったく状況がつかめない私に先生は怒りに満ちた目線を送る。
「あんたのせいでっ……」
「…った………っ」
先生は私の前に立ちそのまま肩を掴んだ。
綺麗にネイルされた爪が骨の間にグッと入り込んで声も出ないほどの痛みを感じる。
「あんたがいなければ…あんたがいなければ………っ!」
そう言いながらますます肩を掴まれる。
ビッとワイシャツの端っこが破れた音がしても、先生は私の肩を掴むのをやめない。