久遠の愛と約束を
園田先生の甘ったるい声があまりに怖くて、私は足が竦み力が入らなくなった。
ヘナリとその場に座り込んでしまい、上を見ると私を塞ぐように園田先生の右手が頬へ伸びてきた。
「い…ぁ………」
綺麗にネイルされた手が私の頬をスルリと撫でる感触が、この前の恐怖を呼び起こす。
「そうよ、その声…
貴方もわたしのように…苦しめばいい!」
次の瞬間、私の肩をガッシリと持った園田先生に私は前後に揺らされる。
背後にある背表紙の固い本に何度も頭を打ち付けられて後頭部がズキズキと痛む。
もう、何度ぶつけられたのかわからない。抵抗するのも恐怖で声すら出ない……
私の記憶は徐々に薄れていった………