久遠の愛と約束を
上へと続く階段の方の蛍光灯は消えかかっていてとてもじゃないけど怖くて行けない。
おまけにドアは菅野さんに塞がれてしまっていて……
そう、ここは密室。
菅野さんは薄暗い中で目をキッと睨ませながら私を見つめている。
「単刀直入に聞くわ。
貴方、にっしーと付き合ってたの?」
「……」
どうして、今更蒸し返されるんだろう。
タイミングが合わないことに私は少し疑問を感じた。
「どう、して…?」
薄暗い部屋で恐怖に負けないように出た声は自分が思っていたよりもか弱く、すぐに消え入ってしまうような声だった。
「どうして、って聞くってことは付き合ってたことを認めるのかしら?」
「……菅野さん……」
ジリジリと私に迫ってくる菅野さんに私はただ後ろに下がることしかできなかった。