久遠の愛と約束を
会いに行くなんて、意気込んでいたけど、本当に何にも確証なんてなくて
真っ暗な広い部屋の中で、小さいものを探すように遠い道のりになってでも、会いたいって思ってたから…
こうやって、また触れてもらえるのが夢みたいで、なかなか信じることができない。
「言ったでしょ、迎えに行くって」
「そ、だったけどっ…」
「それとも、もう時効?」
そんなことはない、と口には出さずに首を横に強く振った。
「紘那」
屈めた身体を伸ばして、私の顔を上に向けるようにして瑞輝はゆっくりと、私を抱きしめた。
「ずっと、俺の元にいてくれませんか」