久遠の愛と約束を
飲んでいたコーヒーカップを置いた先生は私の方にグッと身体を向けた
「奥田、この前はごめん 。
奥田のこと何にも考えずに告白しちゃって
でも俺の気持ちは変わらないから。奥田が俺のことを選んでくれる日まで、待ってるから」
私をまっすぐ見つめながらそう言う先生は初めて私に想いを告げてくれた時と同じ目をしていた。
何度も、どうするか考えた。
ダメなことだってわかってるから。
辛くなるってことがわかってるから。
…でも、私は心を決めた。
「先生、あの…」
「だから待つって…」
「違います聞いてくださいっ」
思わず出した大きな声は想像以上に響いてしまい、自分でもびっくりして言葉を一瞬失う。
切り替えるためにふぅと深呼吸をして、私はもう一度先生を見つめる
「わ、私…先生のことが多分好きなんです。わからないんです…本当の恋が
でも…知りたいって思うんです、先生のこと。どんなものが好きで、どんなものが嫌いか。1人のだ、男性として…
先生のことをもっと好きになりたいんです」