久遠の愛と約束を

私が一気に言ったことで先生は少し呆気にとられた顔をしたが、すぐに笑顔になった。


その笑顔のまま、先生は座っていた椅子から立ち上がり私の前へと近づいた。


「じゃ俺が教えてあげるよ、本当の恋を。
奥田紘那さん、俺と付き合ってください」


先生は私の前で片足をつき、跪く。まるでプロポーズをされているようで顔がどんどん熱を帯びる。



「は…はい。よ、よろしくお願いします」


恥ずかしくて俯く私のことを先生はギュッと抱きしめる


「紘那…」


先生に初めて呼ばれる名前に胸がグッと締め付けられる。



「せ、んせ…」

「紘那、俺は瑞輝だ」


よりギュッと抱きしめた先生は少し強い口調で私に言う


先生と呼ぶな、と。



「み…ずき…」


先生の胸で小さく口ずさむと、先生は抱きしめていた腕を緩め私の顔を両手でグイッとあげる


「紘那、バレないようにしような。」



そう言って先生は私に甘い甘い口づけをした。
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