久遠の愛と約束を
2人を繋ぐもの
まもなく夏休みに入ってしまい、私は先生と会わなくなった
部活があるわけでもないけど、家でやることやって帰省して…そんな風にバタバタ過ごしていたら夏はあっという間に過ぎてしまった。
「…ということで2学期なので委員会をまた決めようと思います。
まず学級委員、やりたい人は?」
夏が明け、2学期が始まり、ホームルームでは委員会決めが行われた。
前回学級委員だった葵はじゃんけんに負けてなってしまった。雑務が多くてかなり大変らしい…
『いくらにっしーの近くにいれるからって学級委員はもうやりたくない〜』
葵はそう言って、さっきの始業式で苦笑いしていた
「誰もいないのか………じゃ、奥田。」
「えっ…、はい?」
「奥田に学級委員を頼みたいと思うんだがみんな異論はあるか?」
クラスのみんなは自分が選ばれなかったことに安堵したようで、賛成、いいですなんて言っている
「ということで、奥田。早速明日のホームルーム終わったら社会科資料室な」
「はい……わかりました。」
そして翌日から、私たちの秘密の関係は始まった。