久遠の愛と約束を

他愛ないをしているとあっという間にマンションについてしまった。
学校の最寄りからは5駅しか離れていないからすぐつくのも当たり前。


エントランスに近いところに車を止め、瑞輝と一緒に私も車を降りた。



「瑞輝、今日はありがとう」

「あぁ…」


月影になってしまっている瑞輝の顔ははっきり見えないが、声は何故だか元気がなかった。



「どうしたの?」




瑞輝の顔を覗き込もうと顔を近づけるとそのままグッと抱きしめられた。




「あー、紘那を帰したくない。
マンションの前だけど少し許せ」


そう言って瑞輝はいとも簡単に私の唇を奪っていく。
いつもと同じキスなのに、外でするのは初めてでいつもよりも恥ずかしい。
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