久遠の愛と約束を
暫くして私たちはバラバラに屋上を出た。
瑞輝からもらった野口さんで葵に色々奢らせられて、慌ただしく2日目も終わった。
「紘那〜、後夜祭行くよー」
無事に一般公開の時間を終えて、後夜祭になった。
校庭でキャンプファイアをやったり、ベストカップルの発表をやったり…
さすがに瑞輝と2人でいることはできなかったけど、葵も含めて3人で大半の時間を過ごすことができた。
後夜祭も終わり皆が一斉に校門へと行く途中、私は瑞輝に肩をポンポンと叩かれた。
生徒たちの流れから抜けると瑞輝は私の耳元に口を近づけてきた。
「来年は2人でもっといような」
瑞輝の甘い囁きに、私は笑顔で頷いた。