久遠の愛と約束を
「あ、葵っ…私、学級委員の仕事好きだから大丈夫だよ?
それに、せ、先生も手伝ってくれますもんね?」
「あぁ、そうだ。
で…昼間に何の用だ?」
なんとか2人で誤魔化し私はやっと本題に入った。
「これ…次の時間に出さないといけなくて。
先生のサインが必要なんです」
「これって…
奥田、マラソン大会出られないのか?」
そう、私が出したのは11月最後の日にあるマラソン大会の欠席表。
次の体育の時間に担当の鬼頭先生に提出をしないといけなくて、サインをもらうために来た。
瑞輝は驚いた顔をして私をまじまじと見た。