久遠の愛と約束を

『〜♪〜♪』


突然瑞輝の携帯が鳴り、私たちのキスは終わってしまった。


「はい、西岡です……今ですか?今は中央広場に……え、本当ですか?!
…わかりました、今行きます。」



瑞輝は、はぁ…とため息をつき電話を切った。なんだか少し顔が疲れている。



「瑞輝、どうしたの?」

「清水が怪我で倒れたらしい。ここから近いところらしくて今から迎えに行くんだけど…紘那、来るか?」



瑞輝のいなくなるここに残る理由もない私は首を縦に振り、残っていたソフトクリームをパクパクと食べて瑞輝に続いて座っていたベンチから立ち上がった。
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